強さが欲しいと、己の弱さを悲観し続けているのだろう、
喜びを見出すものは強さを手に入れることしかないと願うのだろう、
気持ちは伝わってくるがそれはあまりにも結論が早すぎる、
誰だって弱さを持っている、それを強さと入れ替えたいと理想を描いている、
弱さの別名は焦りである、強さの別名は余裕である、
焦りは暗闇の中で同じ所を新しい場所だと勘違いし走り回っている、
余裕は暗闇の中で明かりを発明し明確な判断で道を照らしあらゆる場所へ行ける、
しかし焦りを経験してみなければ、余裕は見出せない、
焦りと余裕は、ライバルでありながら親友でもあるのだ、
そのように考えれば、己の持つもの、この二つを大切に思えるのでは
ないだろうか、
物事は親近感のあるものに例えるだけで、より身近なものになる、
人は物事に対して少し遠くから見てしまう癖がある、
これは人間本来の本能的な心の働きであるから、根底からは直せない、
でも工夫することで、希望の強さも、失望する弱さも、
新しいものとして自覚できる、人はああできる、こうできる、
そう工夫できる意識に変わることで、見たこともない新しい世界が誕生する。

山田